News

  • 研究室見学会を開催します

    研究室見学会を開催します。

    10月9日(水) 10:30 – 11:30

    10月17日(木) 13:00 – 14:00

     

    ・予約不要です。

    ・希望者は5号館214A号室にお越しください。

    ・学生による研究室紹介のあと、学生座談会を開催しますので気になることはその際にご質問ください。

     

     

    研究室配属を希望するみなさんへ

    久保研究室は、ナノテクノロジーと電子電気工学を駆使して高度な光・熱制御を行い、それをエネルギーデバイスに活用する研究を行っています。究極の目標は、サステイナブル社会を支える新しいエネルギー技術の確立です。デバイス・材料の設計、実験による作製、材料・デバイスの評価、そして実験で膨大なデータからデータサイエンス技術を駆使して生じている物理を抽出するのが主な研究の流れです。

    研究では、電子線描画装置や電子顕微鏡など、極めて高額な設備を扱う、微小な電流や光学応答を評価するなど、慎重な作業が求められます。コアタイム内で実験を行う研究室ルールを設けることで、室員全員が同じ時間帯に各自の実験を行い、大型装置の作業や実験で不明なところはすぐに先輩や先生に聞いて解決できる体制にし、トラブルを未然に防ぐように、工夫しています

    このような実験形態の特性もあり、学生のみなさん一人一人に、重要な実験を担う自覚と責任を持っていただく必要があります。久保研究室に配属した学生のみなさんには、学生ではなく社会人として振る舞うことを意識して研究活動を行っていただきます。

    特に、報告・連絡・相談を徹底することを重視しています。会社で求められる基本的スキルであるためです。久保研で卒業するまでには、社会人として最低限不可欠なスキルが身につけることが目標です。

    研究ミーティングでは、自身の研究における最も重要なメッセージを一言で言う練習を重視しています。一言に集約することは、研究を俯瞰的に捉え、本質を見抜くことに等しいためです。これは、今後経験するあらゆる問題の本質を捉え、最も効果的な選択肢から解答を得る練習につながると考えています。さらに希望する学生に対してはオプションとして国内学会発表・論文執筆・海外共同研究などを提案します。

    他の研究室と比較すると、久保研はコアタイムを設けるなど、少し厳しい面もあります。ただこれらのルール(コアタイム、ほうれんそうの徹底、on/offのメリハリ等)を設ける理由の根底にあるものは、学生の皆さん一人一人が羽ばたき、より良い人生を切り開いていって欲しい、という願いがあるからです。久保研のルールは、円滑な社会人生活の開始を後押しすると信じています。折角、卒業研究・修士研究で自分自身の貴重な時間と労力、学費、様々なものを費やすのですから、費やした物以上に学び、また経験を得て、そして最終的には社会で活躍できる人材として成長できるよう、研究室のシステムを存分に活用していただきたいと願っています。

    このような理由から、充実した卒業研究・修士研究を過ごしたい、という方にはおすすめの研究室です。一方、とにかく卒業研究を楽に過ごしたい人には、久保研究室は不向きですのでお気をつけ下さい。

     

    各学年の達成目標

    ~学部4年生

    ・ほうれんそうを徹底できる・実験に積極的に関わる・研究の目的を理解する・指示された事を正確に理解し実行できる・起承転結が整った発表資料を準備でき、発表できる

    修士1年生

    ・自分なりの考察ができる・新しいアイデアや考察について口頭で明確に説明できる・目的達成に要する時間・スケジュールについて考えられる(主体性の発揮)・自分の将来像を具体的に想像し、語れる・英語で研究発表ができる

    修士2年生

    ・研究および学生生活を俯瞰的に捉えられる・目標達成までの必要時間を割り出し、達成するための具体的スケジュールを提案し、実行できる。必要に応じ、スケジュールを修正できる(主体性の発揮)・独自性のあるアイデアや代替案を提案できる・研究の将来展望を把握する・就業後の社会生活との類似性を認識しながら、主体的に研究活動に取り組める・模範として行動し、後輩学生を指導できる・英語で研究発表ができる

    博士以降

    ・社会人および研究者として自立する・自分の主張を英語で語れる・英語で研究議論ができる

     

    研究室生活

    朝10時から5分程度 オンラインかつ英語でMorning meetingを実施

    コアタイム 10:00-17:00 (20:00以降の実験実施は原則不可)

    土曜・日曜・祝日は休み。週末の実験の実施は原則不可。(研究室での勉強は可)

    研究室ミーティング  月曜:研究ミーティング

    研究ミーティング発表  学部4年生, 修士学生:1回/2-3週

    夏休み2週間程度 冬休み2週間程度 GW 10日程度

    4月から8月までは1回/1〜2月レクリエーションデーを設定

    研究室の年間スケジュール

    1月 レーザー学会

    2月 学部・修士卒業研究発表会

    3月 応用物理学会春季学術講演会研究発表・送別会

    4月 花見・研究室遠足

    5月 GW

    6月

    7月

    8月 大学院入試・電子線描画装置メンテナンス・夏休み

    9月 修士2年生・学部4年生中間報告会・応用物理学会秋季学術講演会研究発表

    10月 遠足(BBQ)

    11月 Optics Photonics Japan (OPJ)

    12月 学部3年生卒研スタート・3年生歓迎会, 修士1年生中間報告会・忘年会・冬休み

  • 久保がSPIE Asia (中国)で招待講演をします。

    2024.10.12

    久保がSPIE Asia @ Nantong, Chinaで招待講演をします。

    Metamaterial thermoelectric conversion and nonradiative cooling (invited talk)

  • Optronics 10月号で”メタマテリアル熱電変換とその展開”記事を発表しました。

    Optronics 10月号で”メタマテリアル熱電変換とその展開”記事を発表しました。

    18. 久保若奈 “メタマテリアル熱電変換とその展開”, Optronics, 514 (10), 98-102, 2024.

  • M2爲廣君、M2濱田君、B4山本さんが応用物理学会(新潟)で発表をしました。

    M2爲廣君、M2濱田君、B4山本さんが応用物理学会(新潟)で発表をしました。

    爲廣君 口頭発表[19a-A33-10]銀ナノ粒子電極を装着した熱電変換素子の特性評価

    濱田君 ポスター発表[20a-P02-6]熱制御メタサーフェスの設計と評価

    山本さん ポスター発表[20a-P02-7]メタマテリアル熱電変換特性と電極の熱輻射吸収特性の相関

  • 応用物理9月号で”メタマテリアルによる熱電変換”を発表しました。

    応用物理9月号で”メタマテリアルによる熱電変換”を発表しました。

    17. 久保若奈, “メタマテリアルによる熱電変換”, 応用物理 93 (9), 531, 2024.

  • 久保研究室では博士課程学生および社会人博士を募集しています。

    東京農工大学・大学院にて博士号取得をお考えの方は,久保にご相談ください(w-kubo(at)cc.tuat.ac.jp) .

    東京農工大学・大学院入試情報はこちら 

    学内には,博士課程学生をRAとして雇用し,研究活動を補助する制度があります.

    日本学術振興会特別研究員募集についてはこちら

    博士課程に在籍しながら、日本学術振興会に特別研究員として採用され,給与を受けられる制度です.

     

     

     

  • 久保がSPIE@ San Diegoで招待講演をしました。

    久保がSPIE@ San Diegoで招待講演をしました。

    Metamaterial absorber for energy harvesting and optical wireless powering (Invited Paper)

  • Thermal Plasmonics and Metamaterials for a Low-Carbon Societyを出版しました。

    Thermal Plasmonics and Metamaterials for a Low-Carbon Societyを出版しました。

    16. W. Kubo, “Metamaterial Thermoelectric Conversion”, Chapter 6, Thermal Plasmonics and Metamaterials for a Low-Carbon Society, 104-116, 2024.